野菜リスト
2022年11月3週目の野菜リスト
またまた秋冬らしいお野菜が届きました!じつに3年ぶりとなる仲居農園さんの「里芋」です!ここ2年間ほど、天候との兼ね合いで栽培がうまくいかず、大変お久しぶりとなってしまいました。久しぶりの再会は、やっぱり嬉しいですね!! 喜び勇んで、今週のおまかせ野菜BOXには、全てのお客様に、こちらの「里芋」を組ませていただいております。 いろんな形、いろんなサイズが、混載パックとなっていて、驚かれるかもしれませんが、じつはこれらはみな親戚兄弟のような関係で、一株を掘り上げると、大小様々な「里芋ファミリー」が繋がっているのが自然な姿なのです。なので、大きなお兄ちゃん里芋も、小さな末っ子里芋も、一緒に可愛がって料理してもらえたら嬉しいな、と思っています。
寒いのが苦手(5℃以下で腐敗し始めてしまいます)なので、7〜10℃の野菜室か、この時期なら常温での保管が鉄則ですが、乾燥するとヌメリがなくなってしまい、湿度が高すぎるとカビやすいという、保管がとても難しいお野菜でもあります。ご自宅に届いたら、まずは新聞紙やキッチンペーパーなど、紙類で包んでいただき、入っていたビニル袋に入れ直していただけると、より状態よく保管できると思います。そして、できる限りお早めに下処理をすることをオススメいたします!
下処理の方法なんですが、今回お届けしている里芋は、仲居さんがとても丁寧に泥を掃いてくれているので、一度ボールの中で水を溜めて、ザザッと大きくかき混ぜて土を軽く落とすくらいで、料理ができてしまいます。水を切ったら、まな板の上で一番太い部分に一回り包丁を軽くあてて、表皮に切れ込みを入れておきます。こうすると、蒸した後で簡単に皮が剥けるようになります!
加熱時間の目安は蒸気が上がってから、小芋(左上20g前後)なら10分、中芋(右上40g前後)なら15分、大芋(下80g前後)なら20分。竹串が無理なくスッと入ったら鍋から取り出します。モウモウと湯気が立っている時は無理して皮を剥かないでくださいね。熱くて火傷します!苦笑。5分ほど置いて、里芋から立ち昇る湯気が落ち着いたら、里芋の皮もパリッとしているはず。ひょこっと摘まれたような形をしている側の皮を、切れ込みからめくると、スルッと簡単に皮が剥けます!
この状態は「衣かつぎ」といって味噌をつけていただくお料理としても人気なんですが、その時は、もう数分ずつ長く蒸した方が、後々美味しくいただけると思います。デンプン質を多く含む素材は、蒸したては柔らかいなと感じていても、温度が落ち着いてくると、すぐに質感が締まってくるのです。なので、ゆっくりじっくり時間をかけて加熱することが、美味しくいただくコツになります。私はせっかちなので、まずはこの状態で塩だけでいただいてしまいました。笑。塩だけだと、芋の香りをちゃんと感じられるんですよ。
残りの下半分の皮もツルッと剥いて、親芋との切断面(おへそのような部分ですね)の部分だけ、包丁で薄くカットしてあげましょう。これで下処理は終了です!すぐに食べない時は、この状態で大きさを揃えて冷凍すると、とても便利です♪ すぐに料理する時も、食べやすい大きさにカットして、豚汁に入れたり、煮物にしたり、餡掛けやペースト料理にしたり、楽しんでください!特に汁物や出汁に入れてコトコト煮て、じっくり再加熱してあげると、里芋らしいネットリムッチリが、めいいっぱい引き出されますよー!
というわけで、今週も里芋のご紹介だけで、こんなに文章が紡がれてしまいました。笑。みなさんの食卓で、愛される命となりますように、心を込めて…。
そして今週も年末年始のご案内をザックリすると、今季は12月5週目(12/29木曜日発送分)と1月1週目(1/5木曜日発送分)をお休みさせていただこうと思います!お知らせをまた別途同封して参りますので、何卒よろしくお願いいたします。過ごしやすい残りの11月を思い切り楽しみましょ〜♪♪♪